おたくの日記

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ネイションはいいバンドだったなぁ。
北欧メタルの魅力を体現していた数少ないバンドだった。

ファーストアルバムはメロディアスなハードロックで、北欧らしい透明感溢れるアルバムだったけど、だいぶポップさが薄れて硬派になったセカンドのウィズアウトリモースは本当に良く聴いた。

ちょっと不安定な感じのヴォーカルもよかったし、ところどころでインギーが入ってくるのも、いやみではなくていいスパイスになっていた。

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その後ジョニーウリーンがディオニソスを作って結構売れたみたいだったけど、あんまりぴんとこなかったな。
いや、確かにクオリティはネイションよりはるかにいいんだけど。

音質だとか歌のうまさだけじゃないんだよね、人間の記憶に残る曲っていうのはさ。  

キャリーオン、タイム､エンジェルズクライ､イーヴルウォーニング、ウェザリングハイツ・・・。
もう10年以上前に聞いたアルバムだけど曲名が良く出てくる。
2枚目のホーリーランドも最高だったし、3枚目のファイヤーワークスも評判悪かった割には、「リスボン」と「スピード」はよく聞いた。

90年代のメタルシーンを語る上では外せないバンドだけど､テクニカルで曲も美しいから今でも好きだな。
その後ヴォーカルが変わったけど､本家のアングラもさらにパワーアップして傑作「リバース」を出したし､脱退したアンドレマトスが作ったバンド「シャーマン」もかなりいいアルバムでデビューしたから、マトスだけじゃなくてキコルーレイロ、ルイスマリウッティ、ラファエルビッテンコートみんな才能あったんだろうな。